植木屋のチラシの作り方

植木屋の独立開業手順

植木屋のチラシ

植木屋さんの開業準備を進めていく中で、最後にやらなくてはいけないのが広告です。どんなに安いサービスでも、どんなに腕が良くても、お客様に知ってもらわないと意味がありません。

そこで今回は、植木屋のオープンちらしの作り方について、見本を上げながら説明していきます。

植木屋のチラシ制作①(内容)

誰に(ターゲットの選定)

まずは、誰に対して広告を見てもらいたいのか?
ターゲット(お客様候補)を選定します。

  • 一般住宅
  • 法人
  • 公的期間
  • 下請けとしてやる場合、造園会社

などが候補になりますが、植木屋のチラシは基本、一般住宅向けに作りましょう。そうすれば、企業や他の対象にも転用できます。

何を案内するのか?

開業時はまず存在を知らせることが重要です。
案内することは、「○○町で開業しました」ということで十分ですが、付加価値(クーポンなど割引サービス)を付けたほうが印象に残ります。

例)

「この度、○○町で植木屋を開業しました○○です。地元○○で地域密着の植木屋として、お庭の便利屋としてご利用くださいますようお願い申し上げます」

「草むしりから○○まで、お庭の悩みならどのようなことでもご相談ください。対応いたします。」

「今回初めてご利用のお客様に、20%割引サービスを実施しております。●月●日までのサービスです。まずはお問合せください」

とにかく、「自分のサービス・存在を知らせる」ことに努めましょう!

お客様にどうしてほしいのか?

チラシを見てくれた人にどんなアクションを起こしてほしいかです。
ここは、自分の中でしっかりと決めておいてください。
「狙っているアクション」

  • 電話で問い合わせをしてほしい
  • 現調の問い合わせがほしい
  • 注文をしてほしい

ここは、こちらからある程度誘導することが必要です。
見込み客獲得の具体的成果は、お客様の名前・住所・電話番号・ニーズ(庭木に関する悩みなど)を獲得することです。そのためには、いかに現調をいただくかが重要です。

現地調査一切無料!!
お見積りでお断りいただいてもOK!
まずはお気軽にお問合せください。

などの文言で、安心感を与えましょう。

お客様は何を知りたいのか?

そもそもお客様は何を望んでいるのか?そんな悩みがあるのか?

あらかじめ理解しておくことも重要です。この辺りは、今までの業務の経験、過去のお客様の事例などから、推測できると思います。「○○のことについてお困りではないですか?」など、なるべく具体的にお客様のニーズを書き出しましょう。

『お客様のニーズ3大原則』

どのような業界、商売でもお客様のニーズは決まっています。

  • 料金
  • 時間(いつやってくれるのか)
  • 品質

お客様は基本この三つで業者を選定します。
色々なケースがあるので料金は示しにくいという場合でも、例をあげて料金は提示しましょう。
それと、いつやってくれるのか?も重要です。早ければ早いに越したことはありませんが、ここもおおよその施工日、時間を提示しておきましょう。
品質は、要するに実績ですね。施工前、後の画像を提示するようにしましょう。

会社の所在地、代表者の名前、写真

これは信用を得るためのものです。必ず載せるようにしましょう。

他には

  • お店の名前
  • 場所
  • 電話番号、メールアドレス
  • 営業日時
  • 定休日
  • 料金
  • ホームページQRコード

ここは漏れがないように注意しておいてください。

付加サービス(クーポン、割引チケット)

他社との兼ね合いにもよりますが、開業時は期間限定何かサービスを実施しましょう。チラシ、期間を決めた割引チケットをつけておくと効果的です。

植木屋のチラシ制作②(デザイン)

チラシの形状は?

植木屋のチラシ制作2
チラシは巻三つパンフがおすすめです。
チラシはたとえ良紙質のものを使っても、捨てられる確率が高いものです。
同じA4のチラシなら、巻いてパンフレットにするのがベスト。
何かの時に取っておく確率が上がります。

デザイン、色は?

植木屋のイメージとして緑、お庭のイラストなどで十分。奇をてらわず、王道でいきましょう。イメージに合わない抽象的なものは避けたほうがいいです。自分が好きな色、写真、ではだめです。

お客様が、庭木の剪定屋、植木屋と一目でイメージできることが重要です。自己満足では、お客様は利用してくれません。

●フォントについて
使うフォントは、せいぜい3種類。字体の種類が多すぎるとごちゃごちゃ感がでて逆に読みづらくなります。字体は特にこれというものはありません。丸ゴシック系の文字が柔らかいイメージなのでおすすめです。

ホームページ

紙チラシを作ったらそこからホームページにつなげるQRコードを載せましょう。そのためにはホームページが必要ですが、今時、ホームページもない業者というのは信用という部分でマイナスになります。
ここは、多少コストをかけても作るようにしましょう。

最近では、無料で作れるホームページサービスもあります。
※Wixやjimdoといったサービスがありますが、あまりお勧めできません。表示速度が極めて遅い、独自ドメイン(ホームページのアドレス部分)の場合は有料でしか使えない、乗換がうまくできないなどデメリットがあります。

また、時間をかけて自分で勉強し、作ることもおすすめしません。ビラ配りや営業に時間をかけましょう。あなたは、植木屋なんですから。

※当サイトでもチラシ、ホームページ制作のノウハウがあります。最安、5万程度で問い合わせやスマホ対応のホームページが作れます。

詳細は下記からご確認ください

植木屋の紙チラシ構成見本

植木屋開業時の巻き三つチラシの構成を見本として載せておきます。参考にしてください。

巻三つチラシ(表)見本

植木屋の紙チラシ見本

巻三つチラシ(裏)見本

植木屋の紙チラシ見本裏

最後に

開業したら知ってもらう。これが重要です。紙チラシを作ってら、ポスティングから始めましょう!

部数はエリアにもよりますが、1万部くらいは配りたいところ。1か月ほどかけてやってみてください。

2024年1月9日