チェーンソー作業者(労働安全衛生法)

植木職人関連資格

 

チェーンソー作業者資格とは

業として、チェーンソーを使用する際に必要な資格で、教習機関で特別講習を修了した者に与えられる資格です。植木職人、植木屋として伐木の際に使用する場合は、必要な資格になります。教習の修了証を携帯するように定められています。チェーンソーを、個人で利用する際には必要ではありませんが、講習を受けることで正しいチェーンソーの使い方やメンテナンス、作業場の注意点など把握することができます。ぜひ、受けておくことをお勧めします。

 

チェーンソー作業者の教習機関一覧

コマツ教習所
IHI技術教習所
キャタピラー教習所
コベルコ教習所
日立建機教習センタ

上記の教習機関で資格がとれますので詳細は各教習機関のリンクで確認してください。

 

チェーンソー作業者のリスク

振動障害

チェーンソー等、振動工具を長期間、慢性的に使用した際にあらわれる、手、指、腕の血行障害、しびれなどの疾病で、手が白くなる「白ろう病」が代表的な症状です。振動障害は年単位、長い場合には何十年もかけてあらわれる疾病で、白ろう病ならほぼ労災として認められます。

防振手袋

防振材が入った特別な手袋です。現場では、軍手など代用して使われていますが、防振の効果は全くありません。振動障害を一度発病すると、完治するケースはほとんどないのが現状なので、防振手袋による予防・対策をおすすめします。防振手袋は多種いろいろありますが、国際基準であるISO 10819適合を満たしたものがおすすめです。価格は5000円程度。ミドリ安全、カミキというメーカーで製造しているものがよいでしょう。
サイズも極力ぴったりのものを選ぶようにしてください。大きすぎたりすると防振効果がほとんどなくなることがありますので、なるべく実際にはめて選ぶか、ネットなら手のサイズを測って選ぶようにしましょう。

労災認定

先にも書きましたが、白ろう病などはっきりと症状がわかるものであれば、認められることが多いようです。もちろん、医師の診断が必要ですが、認められるかどうか、まずは厚生省労災保険窓口で問い合わせてみてください。
労災保険相談ダイヤル 0570-006031
各地の問い合わせ先

 

2019年12月19日